環境準備
概要
HTML5/CSS3の勉強をするための環境を整えます。
- テキストエディタをインストールする
- 勉強会用のフォルダを作る
- 拡張子を表示する
テキストエディタインストール
HTMLとCSSはただのテキストファイルなのでメモ帳のようなテキストエディタで作成・編集することができます。まずはHTMLとCSSを編集するためのテキストエディタをインストールしましょう。既にお気に入りのテキストエディタがインストールされている方はそれで構いません。
Windowsの方はメモ帳でも十分です。Macは標準でいいテキストエディタがないので新しくインストールしてください。
Windows/MacどちらともおすすめはAtomです。今後はAtomを基本に説明します。ここではMacでのAtomのインストール方法を説明します。Windowsでもほぼ同じ方法でインストールできます。
まず https://atom.io/ にアクセスしてください。【Download For Mac】をクリックしてインストーラーをダウンロードしてください。
ダウンロードが完了したら、そのファイルを開いてください。開くとFinderが開いて「Atom.app
」が表示されます(.app
は表示されていないかもしれません)。
今後使いやすいように、このファイルをデスクトップにドラッグ&ドロップで移動してください。
次はデスクトップの「Atom.app」をクリックしてください。次のような画面が出た場合は【開く】をクリックしてください。
このような黒いテキストエディタが表示されればOKです!
勉強会用フォルダ作成
次は勉強会用のフォルダを作ります。今回はコマンドを使って作成します。といっても簡単なコマンドしか使わないので安心してください。
まずはコマンドを入力するためのソフトを起動します。Windowsなら「コマンドプロンプト」、Macなら「ターミナル」といいます。今後、この資料ではどちらの場合も「ターミナル」と呼ぶことにします。また、このようなコマンドで操作するツールをCUI(Command User Interface)ツールといいます。
Windowsでフォルダを作る
WindowsではコマンドプロンプトというCUIツールを使います。
キーボードでWindowsキーとRを同時に押してください。「ファイル名を指定して実行」という画面が表示されます。ここの名前に「cmd
」と入力して【OK】をクリックしてください。
このようなコマンドプロンプトという黒い画面が表示されます。
このC:\Users\nownabe>
の後ろにコマンドを入力して、最後にエンターキーを押すとコマンドでPCを操作することができます。こうしてPCを操作することを「コマンドを実行する」といいます。
(\
とエンマーク¥は同じ意味です)
例えばデスクトップに存在するファイル一覧を表示するにはdir %USERPROFILE%\Desktop
と入力してエンターキーを押します。
では次のコマンドでフォルダ(ディレクトリ)を作成してください。
このコマンドは%USERPROFILE%\Documents\lestudy\html
というフォルダを作成するという意味のコマンドです。
%USERPROFILE%
はユーザプロファイルフォルダと呼ばれるフォルダです。その中のDocuments
は、いわゆるマイドキュメントフォルダのことです。マイドキュメントの中にlestudy
というフォルダを作り、さらにその中にhtml
というフォルダを作成しています。
mkdir %USERPROFILE%\Documents\lestudy\html
これで勉強会用のフォルダが作成されました。Explorerで開いてみましょう。Explorerもコマンドから開くことができます。次のコマンドを実行してください。
explorer %USERPROFILE%\Documents\lestudy\html
コマンドプロンプトは今後も使うことになるので、すぐに【Windowsキー+R】で開けるようにしておいてください。
Macでフォルダを作る
MacではターミナルというCUIツールを使います。
まずFinderを開いてください。FinderはDockにあると思います。
Finderが開いたら、左メニューの【アプリケーション】をクリックして、その中の「ユーティリティ」フォルダを開いてください。
その中の「ターミナル」をダブルクリックしてターミナルを開いてください。
次のような画面が表示されればOKです。
($
の部分に違いがあるかもしれませんが問題ありません)
この$
の後ろのコマンドを入力して、最後にエンターキーを押すとコマンドでPCを操作することができます。こうしてPCを操作することを「コマンドを実行する」といいます。
例えばデスクトップに存在するファイル一覧を表示するにはls ~/Desktop
というコマンドを入力してエンターキーを押します。
では次のコマンドでフォルダ(ディレクトリ)を作成してください。
このコマンドは~/lestudy/html
というフォルダを作成するという意味のコマンドです。
~
はホームディレクトリと呼ばれるフォルダです。その中にlestudy
というフォルダを作り、さらにその中にhtml
というフォルダを作成しています。
mkdir -p ~/lestudy/html
これで勉強会用のディレクトリが作成されました。Finderで開いてみましょう。Finderもコマンドから開くことができます。次のコマンドを実行してください。
open ~/lestudy/html
ターミナルは今後も使うことになるのですぐに開けるようにしておいてください。
ファイル拡張子表示
今後ファイルを識別しやすくするために拡張子を表示するようにします。拡張子とはそのファイルの種類を表す接尾辞です。例えばテキストファイルならmy_memo.txt
というように.txt
という拡張子がついています。HTMLファイルならindex.html
、CSSファイルならstyle.css
とそれぞれ.html
と.css
という拡張子がつきます。
WindowsもMacもデフォルトでは拡張子が表示されずファイルを見分けにくいので、表示するように設定します。
Windowsで拡張子を表示する
Explorerの設定で拡張子を表示するようにします。 先ほど開いたExplorerの「表示」タブから「オプション」をクリックしてください。
「フォルダーオプション」という設定画面が出てくるので、「表示」タブの「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外してください。
最後の【OK】をクリックして設定完了です。
Macで拡張子を表示する
Finderの設定で拡張子を表示するようにします。 まずFinderを開いてください。 画面左上の【Finder】をクリックして「環境設定」を開いてください。
「詳細」タブをクリックして「すべてのファイル名拡張子を表示」にチェックをいれてください。
これでOKです。設定画面を閉じてください。