環境準備

概要

手軽に使える関係データベース管理システムであるSQLiteをインストールします。 Windows/MacOS/CentOSの手順をそれぞれ紹介します。

Windows

DevKitのインストール

まずDevKitというものをインストールする必要があります。 ダウンロードページにアクセスしてください。 「DEVELOPMENT KIT」の下の「For use with Ruby 2.0 and above」のうち、32-bitか64-bitの自分のPCにあうものをダウンロードしてください。

ダウンロードできたらファイルを開いてください。 次のような画面が表示されるので、【Extract】をクリックしてください。

次はコマンドプロンプトを起動して、次の3つのコマンドを実行してください。

cd c:\devkit
ruby dk.rb init
ruby dk.rb install

多少表示は異なると思いますが、明らかにERRORのようなものが表示されていなければ成功です。

SQLiteのインストール

最後にSQLiteをインストールします。 c:\sqlite3というフォルダを作って、そこにPATHを通し、いくつかのファイルを置きます。

まずはc:\sqlite3フォルダを作成してください。 作成できたらPATHの設定を行います。

まず【Windowsキー + R】で「control」と入力し、コントロールパネルを開いてください。

「システムとセキュリティ」をクリックしてください。

「システム」をクリックしてください。

「設定の変更」をクリックしてください。

【詳細設定】タブの【環境変数】ボタンをクリックしてください。

「ユーザーの環境変数」に「PATH」がある場合は【編集】ボタンを、ない場合は【新規】ボタンをクリックしてください。

「変数名」には「PATH」を、変数値には「C:\sqlite3」を入力してください。 変数値に既に値がある場合は、セミコロン(;)で区切って追加してください。

以上でPATHの設定は完了です。

SQLiteのダウンロードページにアクセスして「Precompiled Binaries for Windows」の中からDLLをダウンロードして下さい。 (32-bitか64-bitは自分のPCにあう方を選んでください)

コマンドラインプログラムのインストール

SQLiteのダウンロードページにアクセスして「Precompiled Binaries for Windows」の中から「sqlite-shell-win32-x86-**.zip」をダウンロードしてください。

Mac

Macは最初からSQLiteがインストールされているので、インストール不要です。

sqlite3というコマンドを実行するとSQLiteのコンソールに入れます。 抜けるときは.quitと入力してエンターキーを押してください。

$ sqlite3
SQLite version 3.8.4.3 2014-04-03 16:53:12
Enter ".help" for usage hints.
Connected to a transient in-memory database.
Use ".open FILENAME" to reopen on a persistent database.
sqlite> .quit
$

もし入っていない場合や最新のSQLiteが使いたい場合はHomebrewでインストールできます。

brew install sqlite

Homebrewがインストールできていない場合は2.1 環境準備をみながらインストールしてください。

CentOS

yumでインストールできます。 次のコマンドを実行してください。

sudo yum install -y sqlite sqlite-devel

インストールできたら、sqlite3コマンドでSQLiteのコンソールに入れます。 抜けるときは.quitと入力してエンターキーを押してください。

$ sqlite3
SQLite version 3.7.17 2013-05-20 00:56:22
Enter ".help" for instructions
Enter SQL statements terminated with a ";"
sqlite> .quit
$